SCCToolKitについて

SCCToolkitは,OpenCVQt ウィジェットを独自拡張したC++/Objective-C++ベースのライブラリです.

  1. OpenCVのキャプチャクラスcv::VideoCaptureの代替となるキャプチャクラス.USBカメラなどOpenCVで使えるデバイスと,HDTV用キャプチャデバイス (Blackmagic Design社)をサポート.次の特徴を持っています.
    • ホットプラグイン/アウト(OpenCV’のcv::VideoCaptureは,そうではありません).
    • カメラを認識するIDを使うことが可能.(OpenCVはカメラを0から始まる整数で区別しますが,その番号の付き方は予想するのが難しい)
    • ソフトウェアサンプリングタイマー(OpenCVのサンプルコードではよくforループが使われていますが)
  2. OS XのCoreImageフレームワーク(CIImageクラスとか)のサポート
  3. Qtウィジェットを拡張して,OpenCVのcv::MatCIImageデータを直接描画可能
  4. マルチスレッドサポート.実際には,OS XのGrand Central Dispatch (libdispatch)を使用

サポートする環境と必要な他のSDK類

  • 現在SCCToolKitはOS X 10.7-10.11でのみ動作します.最新OOSへの対応作業中です
  • Apple’s Xcode app [Apple].
  • OpenCV ver 2.4 以降 [download].
  • Qt 4.7以降 [download](Qt 5は未確認)
  • Decklink SDK ver 9.0 以降 [download]
  • SCCToolKitのビルドにはcmakeが必要です [download]

Future Plans

  • Windowsサポート
  • WebアプリベースのiOS/Androidデバイスによるユーザーインターフェース
  • サイバーセキュリティを強化した,独自の起動シーケンス