SCCToolKitはQtバージョン5.xを使ってビルドできるようになりました．
変更点
- Qt 4かQt 5のいずれかをビルド時に選ぶことができます．１つのPCに異なるバージョンのQtを混在させることができます．
- ただし，OpenCVを”with Qt”を選択してビルドした場合は，SCCToolKitも同じバージョンのQtを使ってビルドする必要があります．SCCToolKitは自動的にどのQtがOpenCVのビルドに使われたかを読み込むことができます．
- その他のバグフィックス．
重要
Qt 5としては，Qt 5.6を当面使用することをお奨めします．理由は，
- Qt 5.6はlong term supportとして長期間（最低3年）サポートされることが表明されています．
- Qt 5.6のコア部分はLGPLv2が選択可能です（5.7からはLGLPv3，モジュールによってはLGPLがありません）
- Qt 5.5はウィジェットのレイアウトが崩れる問題を確認していましたが，Qt 5.6では解消されています．
なお，Qt 4のlong term support版はQt 4.8です．特段の理由が無い限り，Qt 5の使用をお奨めします．今後，徐々にQt 4のための機能強化を減らします．
新しいマクロ
Cmake/SCCToolKitUtils.cmake と Cmake/QtMacrosExtra.cmake をご覧下さい．